シバを食む

放牧地は夏場、シバが生い茂り、緑がステキな牧山となります。そこで白黒のホルスタインが『ムシャムシャ、バリバリ』とシバを美味しそうに食うのです。この山と牛がおいしそうにシバを食べる姿を見るとき、私たちは「山地(やまち)酪農」を続けてこられた事に幸せを感じます。そして山が年々素晴らしくなるのを見ながら感動してしまいます。20年30年という長い時間をかけて、木を切り、牧柵を回し、牛を放し、シバを植え…そして今このような山になった事、牛がおいしそうにシバを食べている・・・感動します。

母牛と子牛

出産後から母牛の乳が牛乳に出せるようになるまで(成分が安定するまでは検査に出している)、子牛は母牛の乳を飲みたいときにのみ、一緒に放牧地を歩きます。人間もそうですが、子牛もやっぱり母が大好きなんですね。いつも一緒について回ります。この牛の姿も本当にかわいいものです。