志ろがねより愛をこめて 2007年7月 

 (暑く晴れてくれた!)        平成19年 7月9日(火)

    前略、 昔(子ども達が小さかった頃)は草を刈ってから、良く雨に当てたものでした。ですからなかなか良い草を確保できませんでした。
  手作業では、刈るのも時間が掛かりますし、集めて処理するのも時間が掛かります。刈ってから一週間も10日も掛かっていては、雨にも当てると言うものです。
  でもどんなに頑張っても、1tトラックで一日に2台できれば良い方でした。
ホークで集めて積んで、サイロに刻んで入れるのですが、荷台から降ろす人、機械に入れる人、サイロの中でならす人と、最低3人はいるのでした。
  思い切って学校組みを休ませて手伝わせるつもりでいましたが、そう云う時に限って、刻む機械(カッター)が故障してしまったり、雨が降って仕事にならなかったりと、仕事の神様に見放されたのかと思うほど、リズムが狂うのでした。草が満足にないと、牛は事故が多くなり、何とも情けない思いをしたものでした。
  今はこちらが手がふさがっていても、誰かが出来るようになっていますし(最もそう云う時を見計らって草刈りをしていますが)、以前とは比べ物にならない仕事量を、それも簡単にやれるようになって来ました。
  中古でもトラクターはスゴイです。人の何十倍も簡単にやってしまいます。ですから以前を知っている者としては、本当に有難いし嬉しい事です。
  ですから基本を省かずに、子らに教えたいものです。お日様が味方をしてくれました。良い草が取れました。お日様に感謝です!  草々。




 あるご夫婦の物語         平成19年 7月24日(火)
 

前略、もう直ぐ夏休みなのに、晴れてくれませんネ。
まだ梅雨明けまでには時間が掛かりそうですが、皆様お元気ですか?
ジトジトお天気にも負けずに、気持ちだけはジトジトにならないように明るく行きたいものですネ。

  先日、従兄が62才の若さで逝きました。
最初は咽頭ガンで手術が出来ない場所だったようでした。次々に転移して絶望的な治療に専念しました。
 発覚が丁度2年前の事でした。ご家族は現実を受け入れられなかったり、当然色々な葛藤に身をあずけたのでした。
そして遂にガンとの戦いに敗れ、62年間の人生に幕を下ろしました。

  お葬式があり小生も女房と行って来ました。無宗教の葬儀(初めてでした)が終わっての食事の時に、奥様がお礼に回って来ました。ご主人が命を引き取る直前に奥様に言ったそうでした。

  「お世話になってありがとう。俺は声が出ないから後から来てもお前を呼べない。だから来た時は大声で叫んでくれ、そうしたら飛んでいくから。そして二人で楽しくやろう。」・・・・。

  本当に愛し合ったご夫婦だったのが良く分かり、涙が出ました。
弔辞を読んだご友人達も、まるで生きている彼に語りかけるように・・。涙が止まりませんでした。関わった人々に優しさと、努力で幸せを生んで来た生き方のお手本を見せられました。
小生も苦しい時に救われたのは、ご自分も会社を作る時、どん底だったけど、これでダメなら諦めようと決めての再出発だったこと。体験談をお聞きして、エネルギーを頂きました。
 
  それ以降、毎年夏休みに子どもたちを喜ばせに来てくれていました。700kmを車で走って・・。 草々。




 老父母来たる!         平成19年 7月31日(火)
 

前略、天候がまた不順になりましたネ。
8月に入れば梅雨も明けるという予報ですが・・・?夏休みに入って、子どもたちはプールも楽しみにしていますが、今までに3回しか入っていないという事です。勉強も遊びも頑張って欲しいものです。

  さて今年、数えで90才になる父と84才になる母を、弟一家が連れて来てくれるという。大変嬉しい事です。
  父は今まで大した大病をすることもなく、元気に今まで来てくれました。母はガンになり一時は死ぬほど苦しみましたが、歳を取った為か今では、健常者かと思うほど元気に過してくれております。
  若いか年寄りかではなく、お呼びが来ればいつでもどこでも召されてしまう現実は、余り考えたくはありませんが、今の自分や自分の周りの状態も含めてただただ感謝したいと思います。

  岩手(小生)の事を考えると、「寿命がちじまる」といって小生をいじめますが、小生にすれば大変申し訳ないけど、これでも精一杯には違いありません。
  ここだけの話し、ある程度の心配をお掛けするのも実は健康的に刺激になっていたりして・・・?どうしてもそう思いたいです。
  弟達が連れて来てくれるとは云え、ここまで来られる体力と気力があるだけでも、感謝です。長年の間、随分と心配製造機となって刺激をし続けてしまいましたが、本当にありがたいと思っています。自分自身、与えられた人生の時間、許される所まで感謝しつつ前進したいと思います。  草々。