志ろがねより愛をこめて 2006年2月 

ビーフジャーキーが生まれた 平成18年2月14日(火)

 前略、この度、色々な経過を経まして、田野畑山地酪農ビーフを原料にしたビーフジャーキーが何とか売り出せることになりました。

 前回試作製造したのは、知らない事もあり、北海道の大手業者さんに依頼し、肉を送って作って頂きました。味は大変良かったのですが、田野畑の肉を北海道で加工するのが何かシックリ行きませんでした。何とかならないかと思っていましたが、何とお隣の岩泉町にしかも農大の後輩たちが家内労働で、肉の加工で頑張っている方たちがいらしたのでした。

  「もーとんファミリー」さんと言って、若い方達がご家族で頑張っておられるのでした。色々お話を伺うと、添加剤や調味料に対する安全意識が備わって居りました。「これだ!」と自身を持って加工を依頼しましたが、最高のジャーキーになったと思っております。
  何故なら、保存料・発色剤・軟化剤(増粘多糖類)又、きび砂糖・醤油・みりん・酒・香辛料など等使用で、一切悪い者は入っていません。その分日持ちが心配なので、冷蔵保存して頂いた方が安心です。(酒・みりん・醤油・香辛料等で結構日持ちはしますが。)

 さて、そのコダワリの一品・田野畑山地酪農ビーフジャーキーを30g入り一袋・380円でお届けできるようになりました。今回製造分は約150枚程です。
 ご希望の場合、配達員にお申し付け頂くか、お電話(上記)やメール: yoshizuka@yamachi.jpなどで、お知らせ頂ければ次週にはお届けさせて頂きます。発色剤を使用していない為に、色が少し黒く感じますが、味は良いので宜しくお願い致します。
  折角安全な肉でもお届けできるスベを持たなければ、無いのと同じです。ご縁をいただき、何とか形にしてお届けできるようになれたのが、本当に嬉しいです。是非一度お試し頂きたいと思います。
  もーとんさんの努力のお陰で、良い物が出来たことに感謝です。今回はジャーキーでしたが、行く行くはハム・ソーセージなども出来れば楽しいかもね?
  出来る新製品が自信を持ってお届けできるものでありたいと思いますが、ハム・ソーセージは、脂の無い牛肉だけでは無理で、豚肉との合作になりますので、シッカリした物を探さないと、安心をお届けできませんから、簡単ではありません。期待はしたいですネ。草々。




二年間の実習について 平成18年2月21日(火)

 前略、皆様お元気ですか。先週の17日にテレビ岩手さんでの放映がありました。 約一年ぶりに見る二男恭次の様子でした。

 テレビ岩手さんは、わざわざ取材のために北海道は中標津町(東北端)まで行って下さいました。
 10年来のご縁で度々ご厄介になっており、その度にプロのカメラマンの技術と、プロデューサーの編集で記録をして頂いているようなもので、本当に感謝です。

  10年前はみんな若かったネ。
 当たり前ですが5才の壮太はまだ生まれていなかったし、最もそういう話になると、僕はお母さんのお腹の中で雄志君とジャンケンして負けたので、生まれる時を待っていたんだって?
 いなかったのは淋しいのでしょう。いつもそういう言い方になります。

 二十歳の恭次が10才で、手伝いは、いつも兄の公太郎と共にくっついて、牧柵修理や草積み、薪出しなどをし、遊びでもザッコ釣りやチャンバラなど、金魚のウンコ状態でした。
 兄の公太郎が高校卒業と共に、二年間の実習に出かけたのを見て、自分も行くのかと聞いていましたが、頑固親父に迷いは無く、姉の都も二年間、公太郎も二年間、恭次も令子もみんな二年間は実習するのさ、と言ったものでした。

 昔の言い方にすれば丁稚(でっち)奉公(ぼうこう)ですが、ゼロからの出発には本当に良い経験になっていると思います。
 経験の無い人生に掛ける意気込みが、親も子もご縁の緊張感の中に、必死に学ぶべき事を見出し、喜び感謝し、出来れば笑顔を生みつつ前進することの意味を、体感できる期間かも知れません。
 学歴も地位も立場も生い立ちも、全然関係ない世界で、自分の生き方一つで、笑顔を生む事の意味は、結構大きいと思っています。

 昨年夏に、ケンカばかりしていた公太郎と、「恭次お兄ちゃん!」と言っていた令子(高2)が、恭次の実習先に見学に行って来ました。
 そして今は令子の意識に、卒業したら二年間の実習が当たり前の事になっています。
 彼らの人生にとって二年間の経験が、大きな財産になる事を願っています。
 餓鬼ども、ガンバレ!人になれ!と願いつつ。草々。




男は子どもたれ! 平成18年2月28日(火)

 前略、季節の変り目を感じますが、皆様お元気ですか?
 我が家一同元気です。
 お日様の温かさに、遠い春を感じて喜んでいます。
 まだ雪は降るでしょうが、今からは溶けるのも早いので大分安心です。

 さて卒業シーズンが来ると、若者に送る言葉を書きたくなります。
それだけオジンになったという事かも知れませんが、小生自身は中学時代・高校時代と一貫して父に「社会に出たらそんなに甘いものじゃない!」と、何度と無く言われたものでした。
 その度に「自分はこのままでは世の中に通用しないのだ」と思ったものでした。 昨日の朝の番組で、宮崎駿監督とスタジオジブリ博物館?の紹介をしていましたが、ピンと心に響くものを感じました。
 宮崎監督のお話をお聞きしていて「この人は子どものまま大人になった人だ!」と思いました。
 小生が始めて猶原(なおはら)先生にお目に掛かった時、友人たちは「今時こんな旨い話があるはずが無い」と言って、取りつく島がありませんでしたが、小生は逆に「これだ!」と言うヒラメキがあり、どうしても、「もっと知りたい」と思ったのでした。
 遂に川越のお宅をお訪ねしてお話をお聞きしたのでしたが、目を輝かせてワクワクしながらお話してくれているのが良く分かりました。

 「この人は子どものまま大人になった人だ!」と思ったものでした。
 こう言う感覚になったことはそうはありませんが(偉人伝の偉人たち位かな?)、実際に会ってみると、独特の迫力と説得力があり感動したものでした。
 今は逆に「男は何才になっても子どものままでいろ!」と思います。
 家族は迷惑かも知れませんが(?)、純粋な思いを貫く生き方には、子ども的な純真な信念がなければと思います。

 基本には、「人々に笑顔が生まれる生き方」。なんて一生掛かってしまうかも知れませんが、いや貫徹出来ないかも知れませんが、人をだますのではない生き方で、人々に貢献したい思いがあれば、きっと辿り着く事が出来ると思います。
 周りに理解されようがされまいが、自分のそう云う信念にもとずいて、積み重ねる行動と思いには、天地も協力してくれるのではないかと思いたい。
 目の黒い内には実現が無理でも、いつかきっとそうなると思うと、心底から希望のエネルギーが湧いてきて、ワクワクして来るのでありますヨ。
草々。