志ろがねより愛をこめて 2006年1月 

危険部位と牛肉輸入禁止 平成18年1月24日(火)

 前略、皆様お元気ですか。
 昨日からテレビが輸入解禁になったアメリカ産牛肉の全面禁止を報道していますが、アメリカ側にすれば、あれほど待ちに待った牛肉輸出再開だったはずなのに、検査牛肉から危険部位の背骨が混ざっていたなんて、馬鹿にしているとしか考えられないことが起きましたネ。
  強引な輸出に際して、日本の主張は科学的根拠が無いとか、絶対安全とか盛んに言っていたのに、やはり自分の食糧は、本当は自分で作るのが基本ですがそれが出来ないなら、せめて顔が見えて信頼できる人の物を食べたいと私自身思います。
  ただ、人に依頼する以上はよほどでない限り、一人に委任するのではなく、数名に分けて委託したいものです。もしもの時の危険分散ですネ。

日本の牛肉については全頭検査で安全という事になってはおりますが、何度も申し上げるように悲しいかな、日本畜産は大地に根差さない加工型畜産です。
  従って、生産資材で一番の大切な餌、中でも穀物飼料はほとんど輸入に頼っているのです。
  大量に運ぶためには船が使われますが、船積みするということは、湿気が多いところでの作業になります。防カビ・防腐・防虫剤などが沢山使われます。飼料を通してそれを口にする家畜を通して、人が産物を口にする。畜産物のアレルギーは多くはこう言う所から起きるのだと思います。
  だから増して自分で作れば安心ですが、そうも行きませんネ。家庭菜園が貸し出されて人気なのは、こういう理由からなのでしょう。

 日本の畜産農家の方々も大変勤勉な方が多く、生き物を飼っているためもありますが、毎日日夜ほとんど休み無く仕事に追われています。
 勤勉な方々を見て思うのは、なぜ大地に根差した創造生産型畜産を奨励してこなかったのかと心から思います。
 彼らの熱心さと努力は健全に生かされるべきものと思っています。
 BSEだからではなく、自分たちの食べ物をもっとよく知り、生い立ちや農家の思いや努力など、知れば知るほど食べ物を大切に思えるのではないでしょうか。
 学校の食缶に残飯を出さない運動などもして頂きたいと思います。
 電気は使うが原子力発電は反対、では無く。
 電気を節約しつつの反対運動であろうと思います。
 今年初のお便りでした。ご意見ください。  草々。




厳寒を乗り切る 平成18年1月31日(火)

 前略、1月最後の週になりましたね。
厳寒の冬ですが、皆様お元気ですか?今年も12分の1が過ぎてしまいましたネ。

 2月に入ったら少しは寒さも和らいでほしいですね。
−14〜−16℃が連日でしたから、本当に厳しかったですネ。
(過去形になって欲しいです。)
 栄養失調で死に掛けた離乳仔牛(スウミとテンカ)も日中は外でも、 夜間は牛舎に泊め、回復を願いましたが、だいぶ良くなって来ました。
 朝晩哺乳を再開してみましたが、毎回の飲みっぷりが大変よく、牛乳の力のすごさを改めて感じました。
 テンカはスウミより軽症だったので、あまり飲ませなくても大丈夫でした。 スウミも今は日に一回哺乳になりました。
 いずれにしても、スウミもテンカも元気になって本当に良かった。
 皆さんありがとうございました。

 成牛は寒さや雪ではほとんど困ってはいないと思います。
 これは腹の中がそれなりに鍛えられ、食い込む量の多さによって栄養をまかなえるようになっているからです。とは言っても家の牛は1回の秘乳量が3〜5kgですが、他農家の5~10分の1程度でしょう。
 ですから親牛の体への負担が小さくて済みます。
  それが健康を保つコツになっていると思います。

 牛乳の配達や発送を先日再開しましたが、お客様から「やっと飲める。」とか「やっぱり山地酪農牛乳は美味しい」など等、沢山のお喜びの声が届きましたが、 本当にホッと胸をなで下ろす心境で、同時に本当に感謝です。
 再びお喜び頂ける牛乳として、ご支援頂けるかどうか大変心配でしたが、本当にホッと致しました。
 今後とも頑張りますので宜しくお願い致します。

 山地酪農ビーフも既に数件のお問い合わせがありましたが、施設を作って精肉販売の許可を保健所から頂かないと発進が出来ません。
 取り敢えず、岩泉町に後輩が始めたモートンファミリー(肉の加工場)で ジャーキーが出来そうなので、出来ましたらご案内致しますが、北海道の業者さんでは発色剤や砂糖・保存料・増粘多糖類等、お願いしても抜けませんでしたが、モートンさんではそもそも安全への意識が高く、すべてカット出来ましたし、きび砂糖やコダワリみりん等を使ってくださり感謝しています。
 その分ちょっと値段が高くなりますが、悪いものを使っていないので、仕方がありません。
 発色剤も無使用ですので色が黒くなりますが、安全なほうが良いと思いました。
 ジャ−キーは2月4日ごろに出来そうなので、次回の配達時にご注文表を差し上げたいと思います。  早々。